一昨年 8 月 14 日に帰天された故石川能也神父様の 3 回忌ミサが 8 月 14 日午後 4 時、あかつ きの村聖堂で行われました。今年は神父様のお骨が、群馬大学から戻り、神父様のお骨を前にし て、神父様と共に捧げるミサとなりました。 雨模様の天気予報でしたが、雨も降らず、また今年 の猛暑の夏としては涼しい中、神父様の御親戚、神父 様を慕う多くの日本人やベトナム人、約 60 名が集ま り、外に立ってミサに与る人もあるほどでした。ミサ は、ルカ、坂上、塩田泉神父様の共同司式ミサで、石 川神父様があかつきの村の創立時からあかつきの村 のモットーのように常に唱えられた「見よ、兄弟が共 に座っている。何と言う恵み、何という喜び」という 詩編でミサが始まりました。説教の中で、塩田神父様 は、石川神父様が目指した一人一人がありのままの姿 で大切にされる共同体を、自分たちの周りに作り上げ て行きましょうと呼びかけました。ミサ中、ベトナム 語の聖歌が美しく歌われ、また閉祭には、皆で、これ からのあかつきの村の新たな出発を石川神父様が見 守ってくださるように祈りながら、石川神父様作詞の 「平和の出発点」を声高らかに歌いました。
ミサ後、御親戚の方々の挨拶に続いて、創立時から 石川神父様と共に歩まれた方々の神父様の思い出話が 披露されました。その中で、石川神父様の「あかつき の村の祈り」が紹介され、改めて「私たちに、まずこ の村から始め世界の人々の間に平和を実現していく勇 気をお与えください。」という神父様の祈りを心に留め ることができました。
その後は会場をあかつきの村の庭に移し、神父様を 偲んで、またベトナムの方々にとっては里帰りのよう な、なごやかなひと時を過ごしました。
これからも石川神父様が、あかつきの村を天国から 見守り続けてくださいますように。F.m.m 細渕 則子