「植木市がはじまりました」リサイクルバザーより

五月からあかつきの村に「植木市」の看板が立ちました。
数は少ないですが、リサイクルバザーに来るお客様たちも可愛い植木たちを覗いてくれるよう
になりました。あかつきの村はとても多くの方たちに支援して頂いており、ボランティアの方
たちにはいつも助けていただいています。このリサイクルバザーは、あかつきの村を運営する
収益事業であると同時に出会いの場でもあると考えています。けれど最近はお客さんが固定化
しているように感じます。餅つきの時はあんなににぎやかで、スタッフはもちろん支援センタ
ーやグループホームのベトナム人たちも楽しそうだったのに、最近は少しさみしそうです。
小型家電リサイクル法(平成 25 年 4 月施行)に伴い、前橋市の回収した小型家電のうち、パソ
コンの解体作業を、みんなの店(前橋市共同受注窓口)を介し、今年度 4 月から受注する取組み
がスタートしました。市内の 4 つの施設で順番に市の清掃工場に引取りに行き、持ち帰ったパ
ソコンを手解体し、基盤や金属を種類ごとに出荷します。
平成 24 年度の障がい者施設での 1 ヵ月の平均工賃は約 15,000 円となっています。経済的な
自立という意味でも、支給額を増額できるだけの事業の推進・開拓が必要です。こうした課題
に対してこの事業への期待は大きなところです。
そこで新たな人の流れを呼び込み、かつての賑わ
いを取り戻す足がかりとして植木市を始めること
にしたのです。リサイクルバザーを核にして誰で
も気軽に出品、出店する場をとして定着すれば、
西大室や粕川の地域の方々や遠くからあかつきの
村を訪ねてくださる方との交流も深まります。そ
してこの思いに共感した支援者が植木を提供して
くださっています。 文:岡村 巻枝

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